ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックという意味のFRP。
防水層は軽量かつ強靭で、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れています。
液状の樹脂をガラスマットに含侵させて、防水膜を形成します。
そのため、でき上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮。
施工性も高く、木造住宅のバルコニーや屋上、薬品槽や下水道施設など、幅広い建物に採用されています。
FRP防水のメリット・デメリット
- ●メリット
□ 強度・耐水性・耐熱性・耐食性・耐候性に優れている。
□ 軽量のため建物にかかる負担が少ない。
□ 複雑な形状にも対応できる。
□ 継ぎ目がない丈夫な防水層を形成できる。
□ 速乾性があり、工期が短い。
- ●デメリット
□ 紫外線に弱い。
□ 鉄の下地には不向き。
□ 施工中の臭いに注意が必要。
□ 硬化すればプラスチックになるため、再塗装時は廃プラスチックが発生する。
→対処法 ・・・ 定期的なメンテナンスでトップコートを塗りなおし、耐久性を維持する。
□ 適切な手順で施工しないと、数年後に層間剝離が起こることもあるので、慎重な業者選びが必要。
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